◆ ストロンガー ◆

落石防護柵をカンタン補強で強度UP ストロンガー (NETIS登録番号:HR-140004-A)

ストロンガー工法

 

 

 ストロンガー工法とは,標準的に用いられている落石防護柵(可能吸収エネルギー50KJ)の解明されている弱点部分を,シンプルな部材を用いてカンタン補強することにより,最大150KJ程度までの落石エネルギーを吸収可能にする画期的な工法です。

 

○標準的な落石防護柵の主な弱点部分とは...

 

●落石衝突時,中間支柱にねじれが発生して横方向(弱軸方向)に変位することにより強度を失う

●ワイヤロープにより拘束されているφ3.2の菱形金網は簡単に破網する

●構造上,端末支柱には横方向(弱軸方向)に大きな力が作用するため,内向きに破壊しやすい

 

○ストロンガー工法はこれらの弱点を補うために

 

●中間支柱に下部拘束枠,上部ねじれ拘束枠及び連結棒を取り付けることで,ねじれ対策を行う

●素線φ2.6の3本よりワイヤ金網を使用することにより柔軟かつ確実に落石を受け止める

●端末支柱の索端部に緩衝金具を設置することにより支柱の破壊を防ぎ,エネルギー吸収効率をUPする

 

 これらの補強を,既存の部材に一切加工を加えず,また金網,ロープの取り外しなどもなくカンタンに施工できるのがストロンガー工法の最大の特徴です。

ストロンガー工法は信頼性の高い未来の工法です.

【NETIS】

  登録番号:HR-140004-A

 

【表彰】

  ◆第13回とやま発明賞

      県知事賞(H24.4)