◆ 出来事  ~2010年 ◆

  挨拶をされる足立局長
  挨拶をされる足立局長

2010年7月27日

高松市のホテルパールガーデンで、地盤工学会四国支部と愛媛大学防災情報研究センターの主催により、落石対策Q&A刊行記念学術講演会「落石対策技術開発への取り組みを考える」が開催され、全国から120名を超える研究者や技術者の参加がありました。

 

開会挨拶  愛媛大学防災情報研究センター長   鳥居謙一

来賓挨拶  四国地方整備局長          足立敏之

四国の道路防災 四国地方整備局道路調査官  荻野宏之

落石対策Q&Aの概要 ()第一コンサルタンツ  右城 猛

高エネルギー吸収落石防護工の開発  ()ロイヤルコンサルタント 筒井秀樹

落石技術開発への取り組み 地盤工学会四国支部落石対策研究会 矢田部龍一

 

右城猛氏は、「落石対策Q&Aの概要」の説明の最後で、「まとめ」として下記の5項目を協調されました。
① 既存の落石防護工の可能吸収エネルギーは、現行の計算式で求められる値よりもかなり小さい(過大評価している)
② 落石の運動エネルギーも過大に予測していたので、結果オーライの設計になってっていた。
③ 落石防護工の可能吸収エネルギーは、落石の形状、質量、速度、衝突位置などによって異なる。製品に性能を表示する場合には、どのような条件で決められた値かを明記すべき。
④ 落石は衝撃荷重であるので、静的解析は不適。動的解析によって設計を行うべきである。
⑤ エネルギー吸収性能を向上させるには、緩衝金具(ダンパー)を装着するのが効果的。
 

2010年7月7日

第12回国土技術開発賞の表彰式が東京国際フォーラムであり、ロングスパンが国土交通大臣表彰である地域貢献技術賞を受賞しました。

ロングスパンの技術開発者を代表して、田中登志夫氏と右城猛氏の二人が国土交通省甲村技監より表彰状と記念品、賞金を授与されました。

2010年5月14日

土木学会四国支部総会において、ロングスパンが技術開発賞に選ばれました。

2009年11月20日

地盤工学会四国支部では、高知県道320号久礼須崎線の須崎市田ノ浦から青木岬までの3.5km間に施工されている落石防護施設群の見学会を開催しました。

ここは通称「安和海岸」と呼ばれ、昭和38年の「高知国道56号落石事件」(最高裁で道路管理者の瑕疵責任が問われたわが国で最初の事件)の舞台になった所としても有名で、たくさんの落石防護施設が造られています。世界広しといえども,ありとあらゆる種類の落石対策工を一同に見学できるのはここだけとあって、見学会には全国の大学,官公庁,民間会社の研究者や技術者64名が参加しした。

 落石防護施設群の中には,最近完成されたばかりのロングスパンもあり、見学者の関心を集めていました。

土佐湾をバックに見学者全員で記念撮影
土佐湾をバックに見学者全員で記念撮影

2008年5月27日 

ロングスパンの公開実験

13時より南国市にある田中工業(株)の資材置き場で,新しく開発中の落石防護ネット「ロングスパン」の公開実験を行いました。
思いもよらず,全国各地の学校,国土交通省,地方公共団体,コンサルタントなどから300名を超える方々にお越しいただきました。
テレビや新聞など報道関係者も多数取材に見えられました。新しい防護ネットの開発に対する皆様の関心の高さに驚かされました。

0.7tの重錘を17.1m/sの速度で衝突。重錘の運動エネルギーは約100kJ
0.7tの重錘を17.1m/sの速度で衝突。重錘の運動エネルギーは約100kJ